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買わなければよかった青春18きっぷ。その理由

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青春18きっぷの京都旅で買った和三盆糖のお菓子を食べつつ一人反省会


今年の夏はじめて青春18きっぷを買いました

きっかけは去年の秋に、サラダパンを買うことを目的に出かけた滋賀県までの電車ひとり旅が楽しすぎたことです。

 電車旅といえば青春18きっぷなのでは?と今回、安易な気持ちで買ってみたのはいいのですが、振り返ってみるとまったくそのお得な恩恵を活かし切ることのない青春18きっぷ初体験でした。ここで何がダメでどうすればよかったのかを振り返ってみることにします。

 

わたしはどのように青春18きっぷを使ったか

ご存知のように青春18きっぷは、約2か月の期間中に(ひとりで使う場合)5日間JR全線の普通電車が乗り放題になるきっぷです。5日間分で11,850円、日割にする2,370円になります。お得ですよねー。

以下わたしの使用記録。いずれも日帰りです。

 

① 8月5日 晴れ / 行き先:京都 /  ひとり  
(目的:青春18きっぷの使い方の練習、誠光社で開催のポップアップショップ、人気店の親子丼、和三盆の人気店Uchu wagasi)

② 8月18日 晴れ / 行き先:岡山 /  主人とふたり(きっぷ2回分)
(目的:白桃のパフェを食べる、岡山城で白鳥ボートを撮る、レトロな食器を買う、駅弁「桃太郎の祭ずし」を買う)

③ 9月8日 大雨 / 行き先:豊岡 /  ひとり
(目的:豊岡に住む友達にあう、余部鉄橋駅からの眺めを撮る)

④ 9月10日 小雨 / 行き先:大阪 /  ひとり
(目的:青春18きっぷを使い切る、映画「カメラを止めるな」を観る、フルーツサンドを食べる)

 

はじめての青春18きっぷ。いろいろ間違ってました

さてまず①の京都旅、自己判定は◎
とにかく初回ですし、一応旅の目的はすべてクリアし、最寄り駅から京都までの往復料金に照らしても(金券ショップで往復切符買うと2,500円)若干とは言えお得になっています。

次②の岡山旅です。自己判定は△ 対策:早めの計画、早めの出発
こちらも行き先としてはまぁいいんです。なぜならほぼ通年販売しているJR西日本のおトクきっぷ「関西1dayパス」(JR西日本の自由周遊区間内の普通電車が1日乗り放題)では行くことができず、正規運賃なら往復3,880円、金券ショップで買っても往復料金は3,000円以上はするはずです(調べてないのでたぶんですがw)。

でも出発時間が遅すぎて目的のうち達成できたのは桃のパフェを食べることだけ。この日は主人とふたりで出かけたため家に90歳を超えた義母がひとりで留守番しているので、夕方6時頃までには帰宅しなければならず時間が全然足りなかったのです。
出かけるのを決めたのは当日の10時ごろ。計画性がなさ過ぎました。

次③の豊岡旅。自己判定は△ 対策:雨なら延期ができるよう、とりあえず期間前半に旅行日程をいれておく
こちらも「関西1dayパス」の利用可能区間外で料金的にもお得ではあるのですが、台風による大雨だったため、目的の余部鉄橋駅へ行っても景色や写真撮影を楽しめないので断念。行き先を豊岡のみに変更したのです。日程的にもう延期する余裕がありませんでした。

そして④の大阪旅。自己判定は☓ 対策:買ったときにきちんと最後の分まで使用計画を立てておく
こちらは金券ショップなら往復分の切符を2,000円で買えます。けれど使用期限最終日だったのでとりあえず使わないわけにはいかず、苦し紛れに出かけた感じでした。負け越しが決まってしまっている消化試合みたいなものです。

総評:最後の④なんて最悪ですね。最終日まで使い切ってないなんてありえないですよね普通は。計画性なさすぎ。そう言えば夏休みの宿題を二学期になってもやっているタイプだったことを思い出しました。そう、わたしは青春18きっぷを使いこなせないタイプの人種だということが判明しました。

 

次は期間の後半に金券ショップで2回分程度の青春18きっっぷを買うとしよう。

ということで、結果としてわかったのは青春18きっぷを上手に使いこなせるのは計画性のあるちゃんとした人だということです。
それでももう少し電車旅は続けたいので、今度はいい加減な自分の身の丈に合った使い方をしようと密かに計画しています。行き先もちゃんと決めています。今回のリベンジで再度の岡山と余部鉄橋駅。そして決めているこの2回分だけを金券ショップで購入するのがわたしに合った青春18きっぷとの付き合い方ではないかと思うのです。

 

以下引用は、金券ショップでの青春18切符の相場です。

 

利用期間終了まで15日前~10日前
5回分5300円(1回あたり1060円)
4回分4400円(1回あたり1100円)
3回分5700円(1回あたり1900円)
2回分4700円(1回あたり2350円)
1回分2700円

利用期間終了の15日前~10日前くらいが、
お客とお店との心理戦的な金額になってくるね。
重要な期間。



利用期間終了まで10日前~5日前
5回分3800円(1回あたり760円)
4回分3200円(1回あたり800円)
3回分4500円(1回あたり1500円)
2回分3500円(1回あたり1750円)
1回分2500円

 

引用元:金券ショップで売買時の相場 - 青春18きっぷの旅行

 

上記のサイトによると、利用期間終了前の2週間前ぐらいに買うのがよさげですね。これより前だと1回あたりの料金が高くなってしまってお得感があまり感じられません。(目的地にもよりますが、わたしの場合に限るとそうです)

 

初めて青春18切符を使ってみた感想は、使い方は簡単だけど使う人によって向き不向きがある。計画性がない人がお得に5回分を使い切るのは難しい。ということです。

タイトルの買わなければよかったは言いすぎですが、全5回を上手に使えるのはやはり筋金入りの鉄道ファンの方だけかもしれません。
電車旅は楽しいけれど、怠惰な性格を変えることはいまさら無理なので、これからは自分に合った電車旅を探りつつ続けていこうと思います。

 

以上、タスクを先延ばしにしがちなタイプのにわか鉄道ファンの方の参考になれば幸いです。

 

 

 

桃パフェを食べに岡山へ 〜青春18きっぷで日帰り旅〜

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昨年の秋JRで琵琶湖一周の日帰り旅をして以来、電車に乗る楽しさに目覚めてしまい、ただいま「にわか乗り鉄子」見習い中です。わたしの中では、乗り鉄青春18きっぷというイメージがあるので、今回人生で初めて青春18きっぷを購入してみました。

このきっぷの使い方もあまりわからないので、1回目は行きなれた京都へ行きました。使い方はとても簡単で、乗車駅で自動改札を通らずに駅員さんのいる改札できっぷを提示してスタンプを押してもらうだけなんですね。(と言いつつ最初は若干緊張しましたがw)あとの出入りも自動改札を通らず駅員さんにきっぷを提示するだけ。これだけで一日JRの普通列車に乗り降り自由です。

さて練習もすんだので、いよいよ本格的な青春18きっぷの旅へ!
今回の旅の目的は、岡山で桃パフェを食べることです。果物の中でダントツで桃が大好きだから…。こういうしょうもない動機で気軽に旅に出られるのが青春18きっぷのいいところですね。

 

行程1)山陽本線の黄色い電車で岡山へ

加古川駅(新快速)→ 姫路駅で乗り換え → 相生駅で乗り換え → 岡山駅

最寄り駅の加古川駅から2回の乗り換えを経て1時間40分で岡山です。
岡山方面へは車ではしょっちゅう行くのですが、JRの在来線で姫路以西へ行くのは初めてでとても新鮮でした。相生で乗り換えた電車が見慣れないタイプのレトロでかわいい電車だったので思わずテンションがあがりました!

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帰って調べてみると115系電車というらしく広島〜岡山でたくさん運行している電車なのだとか。カラーは「瀬戸内地方の豊かな海に反射する陽光をイメージした色」とのことです。なるほどー。ちょっと鉄子っぽくなってきましたw
写真は終着の岡山駅で撮ったので行き先表示がすでに「回送」に変わってしまっています。それに最後尾・・・。次はちゃんと行き先がわかるよう先頭から撮ろうと反省。

 

行程2)遅めのランチ

出発がお昼前だったので岡山についた時点ですでに午後1時半。取り急ぎ今回の旅の目的の桃パフェが食べられる「喫茶ほんまち」へ向かいました。
到着すると2組ほど並んでいます。この日は行列が大嫌いな夫と一緒だったため、時間をつぶしがてら、先に何かお腹に入れておこうとすぐとなりにあったラーメン屋さんに入りました。「隠岐の島ラーメン」というお店です。

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時間つぶし兼空腹を満たすためという雑な目的でふらっと入ったお店でしたが、だしは魚介系と野菜のみからとった濃厚だけどあっさりとした味わいのなかなか美味しいラーメンでした。帰って食べログで見てみると口コミもけっこう良かったです。

隠岐の島ラーメンを食べログでみる

 

行程3)喫茶ほんまちで桃パフェを食べる

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 「喫茶ほんまち」は小さなビルの狭い階段を上がった2階にある小さなお店です。並んでいる人はいなくなっていました。店内を覗くとテーブルを片付けるのでちょっとお待ち下さいとのことだったので外に出てお店の看板を撮影してみました。(写り込んでしまった見知らぬ少女ちゃんごめんなさい。顔はぼかしておきましたよ)

片付けも終わって店内へ。うろ覚えですが、テーブルが6つ、小さなカウンターが2箇所ほど。テーブルとテーブルの間もあまり広くないので男性なんかはちょっと苦手なシチュエーションかもしれません。喫茶店と銘打ってはいるものの実際は、若い女の子が行くちょっとしゃれた小さなカフェという感じです。

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わたしたちはもちろん、桃のパフェ!
正確には、白桃とレモンのパフェです。今の季節は白桃ですが、季節によってイチゴだとかミカンだとかイチジクだとかいろいろあるようです。この日もチョコパフェっぽいのとかおいしそうなパフェがメニューにはありましたが、周りを見てもほとんどの人が桃のパフェを注文していました。温かい飲み物はアラビアのムーミンの絵柄のマグカップで提供されてたのもムーミン好きなわたしからするとテンション上がります。お店の雰囲気だいたいわかっていただけますよね。

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はい、こちらが「喫茶ほんまち」人気の桃とレモンのパフェになります。
パフェ食べに来たわりに実はホイップクリームが苦手だったりするのですが、こちらのパフェにはホイップクリームが入っていませんでした。もし入っていたらごっそり夫のグラスの方によけるつもりだったのですが、うれしい誤算です。

では中身を解説いたします。(わたしの食べた感じなので間違ってるかもですが)

一番上から、
・桃クリーム→おいしい
・薄いクッキー→おいしい
・桃のコンポート大→おいしい
・バニラアイス→おいしい
・桃のレアチーズケーキ?→おいしい
・何かのパフ→おいしい
・桃のコンポート小、キウイ→おいしい
・桃ヨーグルト?→おいしい
・レモンゼリー→おいしい

脇役たちがどれも甘さ控えめで桃の味を引き立てていて、主役の桃はコンポートなんですが、さっとシロップをなじませた程度のみずみずしさですごく美味しい!!
岡山産のおいしい桃がごろごろ入っている上に、これだけのものが積み重ねられた贅沢なパフェにただただ感動でした。食べている時点ですでに「またぜったい来なければ!」と心に決めたほどです。
※ひとつだけ注意したほうがいいのは、手焼きと思われるクッキーを食べるタイミングです。これだけがとても甘いので(もちろんすごくおいしい)先に口にしてしまうとこのパフェの繊細な味を掴みそこねてしまいます。一番最後に食べることをおすすめします。個人の感想ですけどw

 

行程4)お土産は岡山駅のおいしい駅弁「あなごめし」

とりあえず今回の旅の目的は達成したので、ここで趣味の町歩きをしたいところですが、今回は夫が同行しているのと、この時点ですでに15時を過ぎていたのでこのままどこにも寄らず帰ることにしました。
せっかく交通費かけて来たのに…という発想にならず気ままにふらっと出かけてサクッと帰れるというのも青春18きっぷの旅ならではです。何よりもきままを愛するわたし。性に合ってます。

帰路は岡山駅で、有名な駅弁「桃太郎の祭ずし」っていうのを買って帰るつもりだったのですがあいにく売り切れていたので、直感で「あなごめし」というのを買ってみました。(写真に写っていませんが別添のたれがついていて、これがすごく美味しいんです!!)

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帰って食べてみたところこれがまたすごく美味しくてびっくり。ふらっと出かけた今回の岡山日帰り旅ですが「食運」がかなり良かった印象です。それって旅の大事な要素ですもんね。

時間があれば岡山城のお堀に浮かぶ白鳥ボートの写真を撮ったりレトロな食器屋さんに行ったり、路面電車に乗ったりもしたかったので、また近い内に今度も青春18きっぷを使って訪れたいなと思いました。そのときも絶対「喫茶ほんまち」に寄りたいし「あなごめし」も買って帰ると心に決めています。

 

おまけ:岡山駅周辺で気になったものいろいろ

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商店街の入口に掲げられた巨大桃!立派なアーケードですね。

 

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次また岡山に来たときは、ぜったい乗ってみたい路面電車

 

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おみやげに買った岡山の地元パン「たくあんサラダロール」と「高菜サラダロール」。滋賀県の地元パン「サラダパン」にちょっと似ていますね。味はサラダパンの方が美味しい気がしました。(味の記憶ってあまりアテにはなりませんけどね)

 

 

サラダパンを買う旅 with ラッキーオールドサン 〜後編〜

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さて前編のつづきです。

広がる田園風景にイヤホンから流れるラッキーオールドサンのノスタルジックなギターサウンドがぴったりはまって気分はぐんぐん上昇。ここまででもじゅうぶん楽しくて「電車の旅最高だなー」と充実感に浸りきってしまいましたが、次は今回の旅の第一目的である滋賀県の地元パン「サラダパンを買う」というミッションを実行です。

 

行程3)つるやパン本店でサラダパンを買います

ローカル電車で味わう旅情最高です!多少名残惜しかったのですが、わたしは乗り鉄でも何でもない素人トラベラーなのでミッション遂行のため、つるやパン本店があるJR木ノ本駅で下車しました。

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駅前にあったレトロな佇まいの小さな図書館。ノスタルジックな風情の町です。

駅から歩いて5〜10分でつるやパン本店前に到着。街歩きが趣味のわたしはキョロキョロしながらうきうき歩いているのでこのあたりの時間経過にかなり無頓着です。まぁそんなに遠くはないです。たぶん。

 

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ちょっと立体的になっている「つるやパン」の看板

店内を覗くと憧れの黄色いパッケージがいっぱい並んでいます!内心テンション最高潮のわたしの横を通って、観光バスの御一行様らしき団体がどやどやとつるやパンに入って行きます。ほとんどの人がサラダパンを買っていました。それも結構大量に。ひとり10個前後は買っている感じでした。団体さんが帰ってもお店のレジには絶え間なく3〜4人が並んでいます。わたしはサラダパン1個と丸い食パンにハムをはさんだサンドウィッチの白いのと黒いのを1個ずつ、合計3個のパンを買って店を出ました。

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茶色いサンドウィッチはチョコ味の食パンにハムカツがサンドしてあります。

サラダパンは刻んだタクワン+マヨネーズをコッペパンにはさんだお惣菜パンです。キワモノ的な印象があるわりにロングセラーっぽい(1951〜)のがわたしとしては謎だったのですが、帰って食べてみると予想を超える美味しさでした。こんなに美味しいんだったらいっぱい買っておみやげとしてあちこちに配ってもよかったなぁと後悔したほどです。帰りに木ノ本駅構内にお土産や物産品が並ぶ「ふれあいステーションおかん」で見つけたカステラパン(山内製菓店)もローカルパンらしい味わいあるパッケージで思わず一つ買ってしまいました。

 

行程4)風情ある町並みの木之本の町をぶらぶら散策

とりあえずの目的は達成したので少し町歩きすることに。
古い街道が通るまちの例にもれず木之本も風情のある町家や昭和の面影が残る商店などが並ぶすてきな町です。観光地ではありませんが由緒ある地蔵院やその門前にお土産屋さんがあったり、趣きのあるお醤油屋さんや造り酒屋などもあってふらりと立ち寄るのには良いところです。

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碁盤の目のように張り巡らされた細い路地。レンガの煙突は醤油蔵かな。

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趣きのある店構え。老舗の醤油やさんのようです。

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お醤油屋さんで買ったおみやげ。卓上瓶の絵柄の手ぬぐいは1000円。

路地をうろうろ散策している間に夕方になってしまいました。ちょっと町歩きを楽しみ過ぎたようです。ということで、帰路の電車ではせっかく線路が湖岸近くを走るというのに、もう外が真っ暗で琵琶湖の景色を楽しみながら音楽を聴くことができず、それが唯一今回の旅の失敗でした。それ以外は本当に楽しすぎたので、また近いうちに今度は反対周りの湖西線方面から琵琶湖の車窓を楽しむ旅をしてみたいと思っています。

 

後編おわり

 

おまけ:木之本町のノスタルジックな町並み

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巨大なお地蔵様と鐘つき堂がある地蔵院

 

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お地蔵様の足元には願かけのかえるたちがいっぱいつまれています。

 

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もとは銀行か何かっぽい素敵な近代建築の地域交流館。休憩所として開放されているのでここでお弁当を食べるのがおすすめ。無料駐車場もあります。

 

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サトちゃん発見!レトロな雰囲気の店舗を見て歩くのも好きです。

 

 

サラダパンを買う旅 with ラッキーオールドサン 〜前編〜

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個人的には4連休の初日という心弾むしかない秋の日に「サラダパンを買う」「車窓をながめながら音楽を聴く」という2つの目的を達成するために、JR西日本が発行する秋の関西1dayパスを使って、電車で琵琶湖一周の日帰り旅をしてきました。

特に細かく予定は立てずに、米原駅でおいしいと評判の「湖北のおはなし」という駅弁を買って、「つるやパン本店」がある木ノ本駅で下車して滋賀県の地元パン「サラダパン」を買いつつ少し散策して時間があれば白鬚神社にでも寄ろうかなという程度のゆるい日程です。

 

行程1)米原駅でおいしいと評判の駅弁「湖北のおはなし」を買ってみる

電車に乗る前にお弁当を製造販売している井筒屋さんに電話してみると当日の予約はできないとのこと。ホームの売店で買うしかないようです。行楽日和の連休初日だし米原駅到着が正午少し前なのでどうかなぁ・・・と思ったのですが無事買うことができました。

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電車に乗り慣れていないので停車時間内に駅弁を買って無事電車に戻れるのか少し不安だったものの「戻れなければ次の電車まで米原駅周辺をぶらぶら散策すればいいや」と思っていたのですが、ここで列車の切り離し作業があるとかで時間的には余裕で買って戻ることができました。
ただこういう時って、自分が乗ってきた車両や売店のたたずまいなどを撮るものだったのでは!とブログを書き始めてから気が付きました。何しろカメラを抱えての電車旅ってこれが初めてだったものですから・・・次からは気をつけようと思います。

さて肝心のお弁当ですが、評判通りとてもおいしかったです!ごはんは栗入りおこわ(もち米)で、下には桜の葉っぱの塩漬け?が敷いてあって香りと塩気がいいアクセントになってます。おかずはどれもていねいに作られていてメインの鴨のローストはもちろん赤蕪の漬物とかネギと揚げのぬたとかさりげなく高級感があるし卵焼きもちゃんと本物の卵を焼いたものでした。(税込み1150円)ならコスパ的にも申し分ありません。超おすすめです!ちなみにご飯の左上の隅っこに鎮座しているサイコロですが、中にはカンロ飴が一つ入っていました。なんというか素朴でかわいい心憎い演出です。

 

行程2)米原駅から車内が空きはじめたのでいよいよ車窓のながめ+音楽を楽しみます

JR神戸線JR京都線までは電車は都会の中を走るので連休初日の高揚感があるとはいえまだまだ日常の延長でしかありません。
ですが、京都を過ぎて琵琶湖線に入り米原北陸本線に切り替わるといよいよ車内が空きはじめて旅情感が出てきます。今回は琵琶湖の東側から回り込み近江塩津駅を経由して京都駅方面へ戻るという旅です。東岸では線路が湖から少し離れているので、車窓に広がるのはただただ広い山間の田園風景となります。こののんびりとした、そして深まりつつある秋のちょっとさびしげな車窓に一番しっくりきたがラッキーオルドサンというインディーズ2人組バンドの「さよならスカイライン」でした。どこかなつかしいフォークソングのようなさわやかなギターポップで、この曲の歌詞にも登場する「木綿のハンカチーフ」にも通じるきらきらとした青春のせつなさがにじむ名曲です。

・#著作権の関係でBGMは#シャムキャッツ#AFTERHOURS #これもそのうち消されるかも #琵琶湖 #車窓 #ラッキーオールドサン #lakebiwa #trainwindow #JR #japan

著作権の関係でわたしが実際に撮った車窓の動画にこの「さよならスカイライン」をのせることはできなかったのでシャムキャッツの名曲「AFTER HOURS」をのせてみました。これもなかなか合いますよね。

さよならスカイラインYouTube動画はっておきます。

https://youtu.be/VpQCRjsRJsI

youtu.be

余談ですが、このPVのスカイラインがわたしの思うスカイラインよりかなり新しい年式なのが残念です。わたしの年代でスカイラインと言えばやはり「ケンとメリーのスカイライン」ですから。

あと意外にもヨギーニューウェーブスの陰りのない楽曲群ものんびりした田園風景にぴったりくることがわかりました。シティポップの代表みたいに言われているヨギーですが意外な一面を発見しました。

 

 

後編へつづきます。
後編の主役はサラダパンです。