オクノホソミチデ

好きなものをさがす旅

パート先の社長が経営悪化のせいで目に見えて右傾化しています(わたし調べ)

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ボスが急速に右傾化しています!

※ちなみにこの場合の「右傾化」の定義は。役職や年功の序列を重視して個人の自由意志よりも会社の秩序を重んじるようになるということです。

 

約3年前入社した当時は会社案内に「北欧のオフィスに倣って、従業員は役職に関係なく名字ではなくファーストネームやニックネームで呼び合っています」とあった。だれもが自由に意見や提案を出し合いながら商品を開発して和気あいあいとした社風ですとも書いてあった気がする。

それがだ、先日送られてきた社内一斉メールには「就業時間中はお互い“ちゃん”づけで呼ばないこと」と書かれていた。かつてはニックネームで呼びあうのをウリにしていたのに、それを禁止してその理由の説明もない。

まぁそれはわたしとしてはどっちでもいいのだが、ほかに「上司の悪口を言わない」だとか「会社の悪口を言わない」だとかも書いてあった。「会社の機密事項をよそで口にしない」というのもあったがそれは社会人として当然だ。けれど上司の悪口や会社の悪口ってつまりは愚痴でしょ?社長にそれを禁止する権利ある?

そんなことを会社のルールとして銘文化するって本当にバカみたいだ。

思うにこの威圧的なメールは、経営の悪化で社長がパニクって壊れかかっている証拠ではないかという気がする。というのも会社はここ4期連続で赤字がつづいている。2年前から急に経費削減、残業禁止などうるさく言われるようになった。今年の春には家賃の安いオフィスに引っ越したが、前オフィスより狭くなり冷房も効かず昼間のオフィスは35度を超えるという劣悪環境で従業員もいらいら不満が募っている。

小さな会社だから従業員と経営者の距離が近い分、社員の放つ不平不満の雰囲気を社長は直に感じざるを得ない。そうなると(自分では隠しているつもりだろうけど)元来気の弱い彼は自身の身を守るために威圧という手段に出るのだ。威圧し、社内メールで注意という名の攻撃的なメールを送ってくるようになる。が、彼のその一見まっとうかのような指摘は見当違いであったり理論が破綻していたりするもんだから、腹が立つのを通り越して大丈夫かなと心配になるほどだ。もう彼は壊れていると思う。

少し前に、元ネット右翼で文筆家の古谷経衛氏が「代表的なネトウヨ像は40代半ばの自営業者」と自ら調べた統計から分析していたが、まさにうちのボスにピッタリ当てはまる。だがそもそも彼は北欧文化に憧れその平等で個人主義的な社会をよしとしており、若くして立ち上げた自分の会社もそんな理想に沿って作り上げてきていたはずだった。わたしが入社したころにはわずかにまだその片鱗があった。ネトウヨ的な発想とはいわば逆の理想をかかけげていたのに…なぜ?

人は追い詰められて攻撃をうける恐れが高まってくると、くるっと翻って威圧し攻撃を開始するのかもしれない。

消費税が10%になると中小企業はますます疲弊すると言われている。そうなるとうちのボスみたいに追い込まれて右傾化する経営者が増えるかもしれない。そして徐々に息苦しい世の中になっていくのかも。

まぁ明日もあさっても、みんなで会社や上司=社長の悪口というか愚痴を言いまくっていくつもりですけどね。愚痴禁止なんて戦時中の「非国民!」の指摘と同じですよ、まったく。

いろいろ薄っぺらいねん!社長のあほーーーーっ!