オクノホソミチデ

好きなものをさがす旅

タンスで眠っていたコンパクトカメラRICOH R1sで、フィルムカメラをもう一度はじめました。

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わたしにとっての初代デジカメはカシオのQV2400で、その次がリコーのGRD2とパナソニックLUMIX GF1だったと思うのですが、おそらくその時期に並行して使っていたフィルムコンパクトカメラがこのリコーR1sです。

写真といえばここ10年ほどはデジカメやスマホばかりでしたが、最近「フィルム写真いいなぁ」と何となくメルカリでフィルムカメラを漁っていたら目についたのが上の写真のコンパクトカメラRICOH R1sでした。「あ、これうちにあったはず」とタンスの引き出しを探したら出てきました!!

動かなかったので、ネットで調べて分解してベンジンで固着しているところを溶かしたら動くようになりました。液晶表示もちゃんと生きています。液晶もちゃんと表示されるR1sは、今現在メルカリで10000円以上で取引されています。自分で修理して(と言いつつほとんど夫がしたのですがw)動くようになると愛しさひとしおです。

というわけで最近若者の間でブームにもなっているというフィルムカメラをもう一度はじめてみることにしました。

 

フィルムの入れ方どうだったっけ??おぼろげな記憶をたどってFUJI業務用フィルム100を装填してみました。

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画像は36枚撮りフィルムを入れたとき。このカメラはフィルム入れると最初に巻取ってシャッターを切るたびに数字がひとつずつ減っていくタイプです。

フィルムカメラを使うのが久々すぎて、何かいろいろ忘れています。
まずフィルムの種類です。35mmですよね笑。そしてフィルム感度を選ぶんですが晴天の戸外はISO100、曇はISO200?室内はISO400だったかな???
あやふやな記憶をかかえて近所のカメラのキタムラで一番安かった(380円でした)フジフィルムの業務用フィルム24枚撮ISO100を1本調達。そしてあやふやな記憶でフィルムを装填。

今の若い子たちはきっとこんなあやふやな知識さえないままフィルムカメラを始めるんでしょうね。たぶんダイヤル式の公衆電話だって使い方わからないんでしょうね。まず受話器上げてからお金入れてダイヤル回すとかね。ここ10年で本当にガラッといろんなことが変わりましたから…。

などと感慨に浸りつつ近所の公園やカフェなど散歩のついでにちょこちょこと試し撮りして大急ぎでフィルム一本を使い切りました。

 

近所のカメラのキタムラで、現像とデータ化を依頼。プリントはしませんでした。

かつては写真やさんに撮影済みのフィルムを持って行くと現像とプリントはセットでしたが最近は紙にプリントをするということがすっかりなくなってしまいました。今回もプリントはせずに現像とデータ化だけをお願いしました。

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ネガとCDとサムネイル画像のプリント。こんな感じで戻ってきます。
料金は1188円でした。高いのか安いのかよくわかりませんがデジカメよりは確実にお金がかかります。

試し撮り写真。ちゃんと撮れていました!

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シャッターの感触が軽いしシャッター音も静かなせいか、ついついシャッターボタンを強く押し込んでしまうので、手ブレしているのではと怖かったのですが結構ちゃんと撮れていました。リコーR1sはこのこってりした色合いが持ち味のカメラだったことをこの公園の写真を見て思い出しました。
周辺光量が落ちているところがレトロっぽいですね。インスタグラムでフィルターかけたみたいですが、カメラのキタムラで現像してもらったそのままのデータです。

 

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これはちょっと水平がとれていなかったのでフォトショップで角度を調整して、すこしだけスマートシャープをかけました。色合いはそのままです。何てことない日常写真ですが、やっぱりフィルム写真っぽいですね。まぁフィルム写真だから当たり前なんですが笑

 

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ISO100で薄暗い室内で撮るとどれぐらい写るのか試してみました。
フラッシュ無しだとやはりボケてしまって全然だめでしたが、フラッシュ焚くとまぁまぁ写ります。まぁまぁというかなんか懐かしい感じ。昔よくこういう写真目にしましたよね。あからさまにフラッシュ焚いた写真。今となってはこれもある意味 “味” といえるかもしれません。

タンスの中で眠っていた古いコンパクトカメラを修理したことをきっかけにフィルム写真の楽しさを再発見してしまい、このあとメルカリでPENTAX MGも買ってしまいました。

そして、わたしの趣味に新しくフィルムカメラが加わりました。